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いちご鼻におすすめクレンジング剤7選!原因や正しいケア方法も解説

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いちご鼻におすすめクレンジング剤7選!原因や正しいケア方法も解説

毛穴に詰まった角栓が酸化することで、毛穴が黒ずんで見えることを「いちご鼻」といいます。目立ついちご鼻を解消するためには、しっかりとメイクや毛穴の汚れを落とすことが重要です。そこで今回は、いちご鼻のケアにおすすめなクレンジングをご紹介します。正しいクレンジング方法や、クレンジング以外でのいちご鼻のケアの仕方なども詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

いちご鼻とは?

いちご鼻とは、一般的に毛穴の黒ずみのことを指します。毛穴に詰まっている角栓の表面が空気に触れて酸化した状態のことです。角栓とは、過剰分泌された皮脂と角質、メイク残し、ホコリなどの汚れが混ざって固まったものです。角栓の成分の約7割がたんぱく質で約3割が脂肪でできています。

黒い点がいちごの種のように見えることから「いちご鼻」と呼ばれます。

いちご鼻になってしまう要因(角栓ができてしまう要因)は、下記のようにいくつかあります。

  • 皮脂の過剰分泌(乾燥によって皮脂の過剰分泌が引き起こされることも)

  • ターンオーバーの乱れ(ターンオーバーが乱れると、皮膚の表面に古い角質が溜まり毛穴に角栓ができやすくなる)

  • 過度な摩擦(過度なピーリングや角栓パックの使用、スキンケア時の摩擦などにより、皮脂が過剰に分泌される)

  • クレンジング不足(メイク汚れが肌に残ると、皮脂と混ざって角栓になってしまう)

  • 紫外線ダメージ(紫外線を浴びることで角栓の表面が酸化していちご鼻になってしまう)

シミの可能性も

毛穴が黒ずんで見えるのは、上記でご紹介した詰まり毛穴だけではありません。毛穴を触ってもザラザラしていなかったり、凹凸がない場合は、シミの可能性があります。シミとは、簡単にいうとメラニンが皮膚の表面に蓄積・沈着した状態のことを指します。

メラニンができてしまうのは、紫外線が原因です。表皮の基底層にある色素細胞「メラノサイト」内で生成されます。メラニン自体には、紫外線から肌を守る働きがあるため、必ずしも「メラニン=悪」というわけではありません。しかし、メラニンがターンオーバーで排出される以上に作られてしまうと、皮膚の表面に蓄積されてしまいシミとして残ってしまうのです。

また、メラニンは過度な摩擦によっても作られてしまいます。

いちご鼻と思っていたものが、シミだった場合、美白成分が配合された化粧品を使ったり、ターンオーバーを促すためにしっかりと保湿を行うことが大切です。

産毛の可能性もある

詰まり毛穴でもシミでもない場合、いちご鼻に見えるのは産毛の可能性も考えられます。産毛によりいちご鼻のように見えてしまう場合は、除毛することでいちご鼻が解消されます。

いちご鼻におすすめのクレンジングの選び方

上記でご紹介した通り、いちご鼻が指すものは、詰まり毛穴であることが多いです。そこで、詰まり毛穴がケアできるクレンジングの選び方をご紹介します。

洗浄力

クレンジングにはオイルやバーム、ジェル、クリーム、ミルクなど様々な種類がありますが、詰まり毛穴をケアするには洗浄力の高いオイルやバーム状のものがおすすめです。

クレンジングオイルは、クレンジング剤の中で最も油性成分が多く、洗浄力が最強です。クレンジングオイルには、炭化水素系油とエステル油系、油脂系オイルの3種類がありますが、毛穴ケアには特に油脂系オイルがおすすめです。油脂系オイルは皮脂と類似した成分が含まれており、汚れとよくなじみ落ちやすいためです。角栓そのものを溶かしてなくすことは難しいのですが、油脂系オイルには角栓自体をやわらかくしたり、毛穴周辺の肌をやわらかくする作用があるため、日頃から毛穴が詰まりにくくなります。

成分としては、角栓を柔らかくしたり皮脂を吸着するクレイや炭、酵素、スクラブ、ピーリング(AHA、グリコール酸など)などがおすすめですが、これらはクレンジングではなく洗顔料に配合されることが多いです。

毛穴ケア成分

いちご鼻を解消するためには、汚れをしっかり取り除くだけでなく、毛穴を引き締めたり、キメを整えてくれる毛穴ケアが必要です。

しかし、クレンジングは洗い流してしまう、肌に残らないスキンケアなので、クレンジングだけで毛穴を引き締めることは難しいです。そのため、化粧水や美容液などのスキンケアアイテムで取り入れる必要があります。

毛穴のスペシャルケアもおすすめ

毎日のクレンジングで黒ずみ毛穴がなかなか解消しない場合は、日々のクレンジングとは別に週1〜2回の毛穴スペシャルケアがおすすめです。

例えば、酵素洗顔やクレイパックなどのアイテムを使い、黒ずみが気になる部位を中心にケアします。これらのスペシャルケアは頻度が高すぎると逆効果となりますので、やりすぎには注意が必要です。

いちご鼻におすすめのクレンジング7選

シュウウエムラ|アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジング オイル

シュウウエムラは、メイクアップアーティストの植村秀さんがハリウッドでの経験を活かし、欧米的な美と日本的な繊細さを追求した日本発のブランドです。個性美やアートに重きを置きながらも、高品質な商品を提供しています。

この商品は、肌の皮脂と類似した成分の油脂系オイル「トウモロコシ胚芽油」を主成分として使用しています。その他、日本産の椿オイル(カメリアオイル)など合計8種類もの植物オイルを配合するなど、98%が自然由来成分でできています。また、クレンジング剤にも関わらずスキンケア成分が約75%も配合されています。

マツエク対応、W洗顔不要、濡れた手で使用可能、スマッジプルーフメイク(お湯で落とせるメイク)です。

同ブランドの「フレッシュ クリア サクラ クレンジングオイル」もおすすめです。細かい分子のオイルを配合しており、毛穴の奥深くの汚れまですっきりとオフしてくれます。

アテニア|スキンクリア クレンズ オイル

Attenir(アテニア)は、ファンケルグループのブランドで、一流ブランドの品質を3分の1の価格で提供することをコンセプトにしています。商品開発・製造・販売を自社で行い、削減したコストを惜しみなく商品研究や品質向上に投資しています。

この商品には、毛穴汚れを除去する作用があるアルガンオイルが配合されています。肌ステインを洗い流すことで、くすみのない明るい肌を目指すという理念のもと企画・製造されており、配合されている珊瑚草オイルにはくすみの原因である肌ステインを分解する作用があります。

鉱物フリー、パラベンフリー、アルコールフリーです。また、アレルギーテスト済み*、ノンコメド処方*の商品です。
*全ての方にアレルギー、コメドが起きないというわけではありません。

マツエク対応、W洗顔不要、濡れた手で使用可能、ウォータープルーフメイク対応です。

アテニアのクレンジングオイルは、アロマタイプと無香料タイプの2種類があります。また、容量がレギュラーボトル(175ml)とエコパック(350ml)があります。

クリニーク|テイク ザ デイ オフ クレンジング バーム

CLINIQUE(クリニーク)は、1968年に世界で初めて皮膚科学的見地から生まれたアメリカのブランドです。皮膚科医の問診からヒントを得て独自に開発された肌診断ツールを使用し、一人ひとりにあった商品を提供しています。

この商品は洗浄力が高く、落としづらい日焼け止めやしっかりメイクもするりとメイクオフできます。また、保湿成分(エモリエント作用)としてハイブリッドサフラワー油が配合されています。

パラベンフリー、フタル酸エステルフリー、香料フリー、ビーガンフレンドリーです。また、アレルギーテスト済み*です。
*全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。

マツエク非対応、W洗顔必要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。

クレンジング後の洗顔には、同ブランドの「エクストラ ジェントル クレンジング フォーム」がおすすめです。

ドランクエレファント|スレイ メイクアップ メルティング バタークレンザー

ドランクエレファントは、2021年10月に日本に上陸したばかりのアメリカのブランドです。多くの肌トラブルの原因となっているといわれる原料を使わない「成分引き算主義」のスキンケアブランドです。

この商品には、フルーツエキスや植物オイル、アフリカンブレンドオイル*などが配合されています。
*スクレロカリアビレア種子油、バオバブ種子油、スイカ種子油、シンジオフィトンラウタネニ核油(トリートメント成分)付属のパウダー「ドランクエレファントブースター」を使えば、毛穴や角質ケアもできます。

エッセンシャルオイルフリー、シリコーンフリー、PEGフリー、無香料です。ヴィーガン、クルエルティフリーフリーの商品です。

マツエク非対応、W洗顔不要、濡れた手で使用不可、ウォータープルーフメイク対応です。

エリクシール|クリアホットクレンジングジェル AD

ELIXIR(エリクシール)は、資生堂が展開する日本のエイジングケア*ブランドです。先進のコラーゲン研究を活かした年齢や悩みに応じた3つのシリーズ(エイジング*ケア・美白&エイジング*ケア・ファーストエイジング**ケア)で、毎日のスキンケアで内側から輝くつやができる肌を目指す製品を提供しています。
*年齢に応じたお手入れのこと
**今からはじめる年齢に応じたうるおいケア

この商品は、とろみのあるホットジェルが角層をやわらかくし、メイク汚れとともに、くすみやごわつき*の元になる不要な角質まで優しく落とすことができるクレンジングジェルです。シルキーマイルドクリア成分(セリン)配合で、肌本来の潤いを守りなめらかな肌に導いてくれます。また、ハーバルグリーンアロマの香りで心まで癒されるメイク落としです。
*古い角質のこと

マツエク対応*、W洗顔不要です。アレルギーテスト済み**です。
*一般的なグルー(シアノアクリレート系)に対応しています。
**全ての方にアレルギーが起きないというわけではありません。

同ブランドの毛穴の奥まですっきり洗える洗顔料「バランシング バブル」もおすすめです。

Skinvill|ホットクレンジングジェル

Skinvill(スキンビル)は、ボタニストなどを展開する株式会社I-neが展開するスキンケアブランドです。、素肌のまま、ありのままの姿で過ごし、よりポジティブになれるようにと願いを込めて作られました。肌温度に着目したスキンケアを展開しており、肌を温めて柔らかくすることで、毛穴汚れや角栓、くすみ*などを落とします。
*汚れや古い角質のこと

この商品は、毛穴が目立つ要因である皮脂や角質、メイク汚れをオフするクレンズ成分を2種類配合したクレンジングジェルです。発売当初から人気の高い「ホットクレンジングジェル」に、Skinvill独自のホットアクティブ機能を追加しています。ホットアクティブ機能とは、「温感」に「酵素(プルーン分解成分)」を合わせたもので、ホットアクティブ機能が働くことで、黒ずみや角栓、くすみなどの毛穴悩みのある肌を綺麗にするだけではなく肌の状態を整えてサポートし、使うほど肌が綺麗になることが期待できます。

パラベンフリー、フェノキシエタノールフリー、アルコールフリー、シリコンフリー、鉱物油フリー、合成香料フリー、合成着色料フリーの商品です。

マツエク対応、W洗顔不要、濡れた手で使用不可です。

ジェルを手にとりだした後にすり合わせてから使用すると、温感が感じやすくなります。

NOV|ノブ L&W クレンジングオイルジェル

NOV(ノブ)は、1985年に誕生した、敏感肌のためのスキンケアブランドです。臨床皮膚医学に基づき、皮膚の専門家から最新の知見を収集し、安全性の高いスキンケアの開発・販売しています。スキンケアラインだけでなく、ボディケアやヘアケア、メイクアップ、赤ちゃんのためのスキンケアラインもあります。

この商品は、エイジングが気になる大人の敏感肌にうるおいを与え、ハリと透明感のあるお肌へ導く高保湿エイジングケア*シリーズ「ノブ L&Wシリーズ」のメイク落とし(医薬部外品)です。低刺激処方のオイルジェルが、毛穴の奥や小ジワに入り込んだメイクや汚れにしっかり密着してなじむので、肌に負担をかけずに汚れを落とすことができます。また、ヒアルロン酸やビタミン、CoQ10などのうるおい成分とエモリエント成分のスクワランを配合しているのでクレンジング後の乾燥を防ぎ、ふっくら柔らかく整えてくれます。有効成分として、抗炎症作用があるグリチルレチン酸ステアリルが配合されています。
*年齢に応じたお手入れのこと

香料フリー、着色料フリーで、パッチテスト済み*、アレルギーテスト済み*の商品です。
*すべての方にアレルギーが起こらないというわけではありません。

W洗顔必要、濡れた手で使用不可です。

クレンジングの後は、同シリーズの「ノブ L&W ウォッシングフォーム」を使用して、しっかり汚れを落としましょう。

メラニン毛穴には、同シリーズの美白美容液や美白クリームでケアすることが可能です。

いちご鼻の正しいクレンジング方法


いちご鼻を解消する正しいクレンジング方法をご紹介します。乾いた手で使用する一般的なクレンジングオイルやクレンジングバームを想定しています。クレンジング剤によって使用方法が異なる場合があるので、個別でも確認するようにしましょう。

01 手を清潔にする

肌に触れる前に、手を清潔にすることが第一ステップです。手についた雑菌などが肌荒れを引き起こす場合があるので、ハンドソープなどで軽く手を洗いましょう。

02 肌にやさしくのせる

一般的なクレンジングは、乾いた手で使用するように作られています。手を洗ったらタオルなどでしっかりと水気を取り、クレンジング剤を手に取ります。使用方法などに記載されている分量、もしくはそれよりも多めに使いましょう。

クレンジング剤を肌にのせる順番は、皮脂腺が活発なTゾーン(おでこから鼻先)→Uゾーン(フェイスライン)→頬です。

お風呂に入る前か、お風呂に入ってすぐのクレンジングがおすすめです。肌がふやけた状態は、肌のバリア機能が低下している状態で、成分の刺激を感じやすくなったり乾燥しやすくなってしまいます。

03 メイクとなじませる

顔全体にクレンジング剤をのせたら、顔の中心から外側に向かってなじませていきます。この時、ゴシゴシと強い摩擦を加えるのはNGです。小鼻周りなどの黒ずみが気になる部分は、薬指の腹を使って小さな円を描くようにやさしくなじませます。

肌にクレンジングオイルをのせる時間は、30秒〜1分程度にしましょう。それ以上は、肌に必要な皮脂まで落ちてしまい、肌負担が大きくなってしまいます。また、1分以上かけてもメイクとなじまない場合は、メイクに対してクレンジングの洗浄力が低いことが考えられますので、クレンジング剤を変えるなどして対処しましょう。

04 水やお湯で乳化させる

クレンジング剤が顔全体になじんだら、少量の水またはぬるま湯をつけて油分と水分をまぜて、クレンジング剤が白くなるまで乳化させましょう。乳化とは、油や水分のように本来混ざり合わないものが、界面活性剤の作用で水や油が細かい粒子になって分散する状態のことを指します。乳化によってメイク汚れが浮き、少ない摩擦で落とすことができます。

なお、クレンジング剤の種類によっては、乳化が不要なものもあります。

05 洗い流す

乳化ができたらクレンジング剤を洗い流します。この時、ぬるま湯で洗い流すのがポイントです。お湯の温度が高すぎると、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまいます。ほんのり温かいと感じる人肌程度の温度が最適です。洗い流す時は顔をこするのではなく、お湯を顔に優しくつけるようにします。すすぎの回数は30回ほどが目安で、ヌルヌル感がなくなるまでです。生え際やフェイスライン、小鼻の周りなども丁寧に洗い流しましょう。界面活性剤などのすすぎ残しがあると、肌荒れの原因になってしまいます。

06 タオルやティッシュで水分を吸い取る

清潔なタオルもしくはティッシュで水分を吸い取ります。顔を擦って水分を「拭く」のではなく、タオルやティッシュを顔にやさしく当て水分を「吸い取る」ことが重要です。肌当たりの良い素材のものを使用しましょう。

07 洗顔をする(必要な場合のみ)

W洗顔が必要な場合は、05のあとに洗顔へとうつります。
洗顔料の使い方も、基本的にはクレンジングオイルの使い方と同じです。泡立てが必要なものは、手やネットを使ってたっぷりの泡を立てて使います。

クレンジング以外のいちご鼻の正しいお手入れ方法


ホットタオルで毛穴を開く

クレンジングを行う前に、温めたタオルで毛穴を開くことで、メイクや毛穴汚れが落ちやすくなります。

ホットタオルは、水もしくはお湯で濡らしたタオルを電子レンジで30秒程温めて用意します。ほんのり温かいと感じる程度の温度であることを確認したら、30秒〜1分程度鼻の上にタオルをのせます。その後、水気をしっかり拭き取ってからクレンジングを行います。

火傷には十分注意して行ってください。

油脂系クレンジングオイルパックも効果的

集中的に黒ずみ毛穴ケアを行いたい場合は、油脂系クレンジングオイルを使ったパックもおすすめです。毛穴の気になる部分に油脂系クレンジングオイルを適量塗り、そのままの状態で5〜15分放置します。薬指の腹でくるくると軽くマッサージをし、乳化させ丁寧に洗い流します。

角栓パックは避けるべき

毛穴の詰まりを取り除くアイテムに角栓パックがあります。角栓パック(毛穴パック)には、シートやクリームを貼って剥がすタイプクリームを塗って洗い流すタイプなど様々な種類がありますが、特に剥がすタイプの角栓パック使用はあまりおすすめではありません。

物理的に角栓を剥がすタイプのパックは、角栓を除去すると同時に皮膚の組織も一緒に剥してしまうことになり、肌への負担が大きくなってしまいます。

無理やり角栓を取り除くのではなく、毎日の正しいケアを継続すれば、徐々にいちご鼻が目立たなくなってくるはずです。

週1で毛穴ケアを行う

日頃のクレンジングだけでなかなか毛穴の悩みが解決されない場合は、週1回のスペシャルケアを導入しましょう。毛穴のスペシャルケアには酵素洗顔やクレイパックがおすすめです。上記でご紹介したように、角栓の約7割はたんぱく質です。酵素にはたんぱく質を分解する作用があり、クレイパックには、毛穴汚れを吸着する作用があります。これらのケアはやりすぎると逆効果になってしまうので、週1〜2回程度がおすすめです。

しっかりと保湿する

ここまでクレンジングオイルでの毛穴ケアをご紹介しましたが、つまり毛穴のケアは、クレンジングだけでは不十分です。オイルパックや酵素洗顔、クレイパックなどのスペシャルケアに加えて、化粧水や乳液などクレンジング後のスキンケアでしっかりと保湿することが極めて重要です。肌が乾燥した状態だと、肌が自ら保湿しようと皮脂を分泌し、さらに毛穴が詰まりやすくなってしまいます。毛穴づまりが起きにくいノンコメドジェニック製品の使用がおすすめです。

ノンコメドジェニックコスメとは?

にきびの初期症状である「コメド(面包)」の原因になる成分を極力使っていない化粧品のことを指します。毛穴詰まりが気になる方やニキビができやすい方におすすめです。ノンコメドジェニックテスト済みと書かれた製品は、コメド(面包)ができにくいことを確認するためのテストをクリアした製品です。ノンコメドジェニックコスメは、必ずしもニキビができない、ニキビが改善されることを保証しているわけではありません。

生活習慣を整えることも大切

生活習慣、食生活を整えることも重要です。ストレスを溜めないようにすることでホルモンバランスが整い、過剰な皮脂分泌が抑えられます。食生活では脂質や糖質の摂りすぎは避け、脂質の代謝を上げるビタミンB2やB6を含む食べ物を積極的に摂取したり、抗酸化作用のあるビタミンCを摂るように心がけましょう。適度な運動も大切です。

参考文献

  • かずのすけ, 白野実(2019)『美肌成分事典』主婦の友インフォス

  • 上原恵理(2021)『医者が教える 人生が変わる美容大事典』KADOKAWA

  • 永松麻美(2021)『正しい知識がわかる 美肌事典』高橋書店

  • すみしょう(2021)『最短で美肌になるために知っておきたい スキンケア大全』KADOKAWA

  • 久光一誠(2021)『効果的な「組み合わせ」がわかる 化粧品成分事典』池田書店

  • 川島眞, 川田暁, 神田吉弘, 世喜利彦, 能﨑章輔(2018)『美容の科学』じほう

  • 宇山侊男, 岡部美代治, 久光一誠(2020)『化粧品成分ガイド 第7版』フレグランスジャーナル

  • 小林智子(2022)『すっぴん肌が好きになる 肌トラブル大全』WAVE出版